7月1日〜2日、東久留米市福島県人会企画のバスツアーに参加してきました。
第6回目となる今年は、浜通り地方への訪問となりました。
特に最大の関心は、「福島第一原発 原発内視察」という思い切った企画です。
東京電力は、原発施設がある地域のマイナスイメージを払拭することを目指し〜
2011年の東日本大震災による福島第一原発事故以降、構内の大半で防護服を着用せずに作業ができるほど放射線量が下がってきたことから〜集団見学の申し込みを受け付けているというものです。
これは、当県人会会長が高校の同窓会に出席して得た情報から、役員が苦労を重ねて実現しました。
7月1日(日) 東久留米駅東口 7時出発 。
朝早い出発に備え、前日から東久留米に来ていました。
(ホテル1泊のため、ジュリーは平塚ファミリーに託してきました)
バスは外環道・常磐道を走り、12時に南相馬に到着しました。
この日の最初のイベントは〜
昨年9月に開催した原田直之チャリティ・ショーならびに「無念」というアニメを上映した際に集まった募金の寄託式が行なわれました。
募金額23万22円を「浪江町物語つたえ隊」という団体に寄贈しました。
(この団体がアニメを制作しました。そういうご縁からです。)
時間的にランチです。
" 旬の魚菜 旭亭 " というお店、2階席は広いお座敷になっていて、40人が ずらり一列に並んでお昼から豪華な食事をいただきました。
無事に募金を託した後は、南相馬市消防・防災センターを訪問。
南相馬ドキュメント
東日本大震災から15日間の記録が展示されています
下の写真:ブルーの柱は 津波の高さを表しています9mちょっと、となっていますが津波最大遡上高は 20.8mと表示してありますから
このブルーの柱の倍以上の高い津波だったのです! その後は
風力発電所のある風景、
津波被害からの復興状況を バスの車中から視察
津波で犠牲となった方々の慰霊碑に献花
黙とうを捧げてきました
そして 宿泊先へと向かいました。
今回初めての浜通り宿泊です。
いわき温泉 スパ リゾート ハワイアンズ
ヒット映画:フラガールの舞台となったホテルです(前身:常磐ハワイアンセンター)部屋着は浴衣ではなく・・男性客はアロハ女性はムームーくつろげるスタイルでした
夕食後8時30分からの
ファイアー・ショー
フラガールショー を楽しんだ後は
翌朝の早い出発に備えて就寝・・
7月2日(月)
午前中は〜
水族館・観光組と原発内視察組の、二手に別れての行動。
29名が原発内へと向かいました。
視察に当たっては、
・本人確認のための顔写真入り身分証明書が必要。
・携帯電話やカメラの持込禁止。
(セキュリティ上の事と、視察後の放射線量測定で、万が一汚染が確認されると返却不可となるので)
・服装は長袖長ズボン着用。
その他さまざまな条件がありました。
帰還困難区域を走り、原発へと入っていく為、東京電力 旧エネルギー館で
観光バスから原発視察用バスに乗り換えました。
当然、此処から先は7年間手つかずの状態で〜痛ましい光景が続きます。
20分ほどで第一原発に到着〜
一人ずつ線量測定計を渡され、ゲートを通って原発内へ。
視察終了後の線量は0.01ミリシーベルトを想定していると言う説明でした。
更にもう一度、視察専用バスに乗り換えて〜
原発構内をぐるり1周・・バスの車窓から1号機、2号機、3号機、4号機原子炉を
間近に見ました。
写真撮影ができない為、頂いた資料の中から
スキャンしました
バスに揺られているうちに〜この現実がいつまで続き・・いつまでこう言った視察が繰り返されるのだろう・・今こうして構内を見てまわっている私は震災後7年のわたし?それとももう何十年もたって・・視察しているわたし?不思議な感覚に襲われました
視察が終って、線量計の数値は・・? 全員が 0,00(つまり0,01未満でした) 今回も盛りだくさん!スタッフによる至れり尽くせりのバス旅行でした!
バスツアー終了後、東久留米の自宅に1泊して、
本日3日(火)、平塚にもどりました。ジュリーはみんなからかわいがられ、散歩にも連れて行ってもらったようです。とても落ち着いていました。ネコのAMAスケとの距離がグッと近くなっていて、びっくりしました。